はじめまして。リプロダクションクリニック大阪で皆様の診療を担当させていただいております、大原康弘と申します。
私が産婦人科医を目指したのは、学生の頃に産婦人科の医師不足が世間で叫ばれており、困っている分野で少しでも社会貢献したいという一途な想いからでした。2010年から救急医療に特に力を入れている沖縄で初期研修を開始し、医者としての責任と命に向き合う姿勢を学びました。また2012年からは腹腔鏡手術の猛者が集まる北海道に移り、特に不妊治療における腹腔鏡手術の極意を早い段階から学ぶことができたのは大きな糧となりました。外科手技や手術で手を動かすことが好きなので、この分野で少しでも貢献できることは、私にとって生き甲斐です。
これまで患者様の様々な不安や悩みに少しでも寄り添う診療を行ってきましたが、その中で、妊娠しようとしてもできないという悔しい現場を目の当たりにして、自分がやらなければという使命感が沸き、生殖医療を生涯の専門とする決意をしました。そして、やるからには、徹底的に患者様にとってベストな治療は何かを探究し、原因や対策が一人として同じではない不妊治療において、もっとも大切な根幹であるオーダーメイドの治療ができるように心掛けています。そういった治療を可能とするには、ハード面とソフト面で非常に複雑で高度な知識と技術が必要ですが、幸運なことに当院はそれが実現可能です。実際に現在行っている、ほぼ全ての技術は10年前にはなかったもので、幾多の研究者の絶え間ない努力によって、新たに開発・改良された技術です。これは、生殖医療技術は日進月歩で進化し、いまだに解明されていない部分が数多くあるという証拠でもあります。まさにこれが生殖医療の醍醐味で、まだまだ可能性を秘めた希望のある分野といえます。
2013年9月の開院以来、当院は「ふたりで取り組む不妊治療」をコンセプトとして、男性不妊・女性不妊に対する様々な技術を積極的に取り入れており、これからもこの理念を変えることはありません。常に最新の知見を得て、良いと判断した治療については積極的に導入し、多くの選択肢から皆様に合ったオーダーメイドの治療を行ってまいります。これからもひと組でも多くのカップルに満足いただけるように、スタッフ一同、心をこめた診療をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
略歴
資格・免許
所属学会