不妊症とは|リプロダクションクリニック大阪

不妊症とは

一般集団での妊娠の確率は、半年で54%、1年で76%、2年で89%です。

松林ブログ「妊娠の確率」へリンクします。

そこで、妊娠をトライして2年が経過した場合に不妊症といいます(欧米では1年です)。

その原因は男性と女性が半々で、両者に原因がある場合もあります。

しかし、現代の医学ではまだ解明されていない部分も残されていますので、原因がつきとめられない場合もあります。そのため、検査をして異常が認められない場合に「異常がないのか」「原因不明なのか」区別がつかないため、ある一定期間を決めて妊娠しない場合を「不妊症」と呼んでいます。

不妊原因について

一般的な不妊検査によって明らかになる「原因」は限られており、たとえば受精障害のように体外受精を行って初めて明らかになる原因も少なくありません。

米国では全米の体外受精のデータをSART(米国ART協会)が集中管理しており、全体のみならず個々のクリニックのデータも公表しています。

SARTによると、米国で体外受精を2011年に行った方の原因別頻度は、下記のようになります。

女性因子は45%、男性因子は17%、男女双方の要因は18%となります。

その他の要因は、男女どちらの場合もあります。

あくまでも「体外受精を行った方」のデータであり、一般不妊治療を行っている方での原因別頻度とは異なりますのでご注意ください。

絶対的不妊とは

「精子が全くいない」無精子症、「左右の卵管ともに閉塞している」両側卵管閉鎖、「子宮がない」子宮欠損(摘出)、「左右の卵巣がない」卵巣欠損(摘出)、「膣がない」膣欠損では、自然には妊娠できません。
この場合には、それだけで絶対的不妊ということができます。

妊娠適齢期とは

女性は35歳未満、男性は45歳未満を妊娠適齢期と言います。それ以上になると、妊孕性(妊娠できる力)が徐々に弱くなります。

特に女性は、卵子の老化現象がありますので、35歳以上になると加速度的に妊孕性が低下します。精子は毎日作られていますが、卵子は誕生した時に一度しか作られません。つまり、誕生した直後から卵子の老化現象が始まっています。

20歳の時に排卵した卵子は20年分のダメージを受け、40歳の時に排卵した卵子は40年分のダメージを受けています。そのため、妊娠率は年齢とともに低下し、流産率や奇形率は年齢とともに増加します。

結婚年齢の高齢化と少子化はこのような結びつきがあるのです。

続きは、松林秀彦ブログ「卵子の老化」へリンクします。

何も異常がなくとも年齢とともに妊娠しにくくなります。
結婚時の年齢による不妊症の確率は以下の通りです。

20~24歳5.7%
30~34歳9.3%
35~39歳29.6%
40~44歳63.6%