卵管鏡下卵管形成術(FT)とは

慶應義塾大学病院(末岡浩准教授ら)で開発された卵管鏡による内視鏡手術で、卵管鏡(ファイバースコープ)を使って、卵管内の狭窄部・閉塞部を広げる手術です。

特殊な機械と技術を要する手術のため、実施可能な施設が限られており、日本では約40施設で実施されています。

特徴としては、

  • 卵管内腔の観察が可能
  • 卵管近位部病変に対して有効
  • 低侵襲:日帰り手術、繰り返し実施可能、腹部は無傷、術後の痛みや出血はほとんどない
  • 健康保険、高額療養費制度の適応

といったことが挙げられます。

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手術の方法

膣および子宮を経由して、子宮の中にFTカテーテルという器具を挿入し、卵管の入り口から卵管内に卵管鏡を挿入します

卵管鏡(0.6mm)先端のバルーン(1.2mm)を膨らましながらゆっくりと、トンネルを掘るように進めていきます

狭窄あるいは閉塞部位を開通した後、卵管鏡を戻しながら卵管内を観察します
所要時間は片側で約10分です

手術の効果

  1. 卵管通過性の回復は95%~98%です
  2. 術後の妊娠率は半年以内に約30%です
  3. 術後の卵管の再閉塞は3ヶ月で約5%です

FT後、妊娠に至らない場合は、卵管の機能に問題があると推測されますので体外受精へステップアップを考慮します。

FTのみご希望の方も承っておりますのでお問い合わせください。